手の力を使うな。Part2

熊谷 剛 2015.03.16

from:熊谷剛

一流治療家スキルプログラムvol.10

先週は手技で手を使う際に2つの能力を使っているということを話しました。

1つはその部位がどうなっているのかという触覚。

もう一つは圧を加えるという事。

この2つを同時に行うことはほぼ不可能です。

出来たとしても、100%の内、配分されてしまい全ての能力を注ぎ込むことは出来ません。

そこで僕が教えている方法は肩を上手く操作し体幹の力を手に伝える方法です。

こうすることが出来れば、手は感覚を鋭くすることに集中しつつ体幹の力を利用し各々100%の能力を発揮することができるからです。

本日は、どうやったらその状態が出来上がるのか具体的な方法をお伝えしたいと思います。

まず、問題になるのが肩の構造という話は前回していきました。覚えていますか?

もう一度読みなおしてみてくださいね。

肩は広い可動域を手に入れるために強さを捨てました。

肩が体幹とつながっているのは胸鎖関節のみ。

後は、靱帯や腱、筋肉でしかつながっていません。

この様な構造をしているため手は自由に動かせるわけですね。

しかし、このより可動域を作るための構造が体幹からのパワーを分散してしまう原因になってしまいます。

この問題をクリアするためには肩関節の空間を無くすことが必要です。

●その具体的方法とは?

キーは広背筋です。

広背筋は仙骨、腸骨、腰椎から伸び上腕骨に付着しています。

体幹の力を使うためには広背筋を緊張させ肩の関節の空間を無くすことで体幹のパワーを腕に伝えられる状態を作ることができるようになるのです。

なぜ、後背筋なのかというと他の筋肉でも空間を無くすことは可能です。

例えば大胸筋、大円筋などですね。

ただし、この場合、空間をなくすと同時に肩の可動域まで無くしてしまいます。

やってみて頂くとわかりますが、これらの筋肉を緊張させてみると肩はロックし緊張させながら動かすことなど出来ません。

しかし、広背筋の場合は肩の関節の空間をなくしつつ腕の可動域を最大に使うことが可能になります。

この状態を作るためにはある程度の慣れは必要です。

普段から広背筋を使っている人なんていませんからね(笑)

でも、しっかり意識しながら行うことで無意識で広背筋を緊張させながら施術ができるようになります。

すると、同じ施術にもかかわらず効果はグッとアップします。

さらには施術での疲労度が全く変わってきます。

当然のことなのですが腕の力で施術をするのと全身の力を使って施術をするのでは疲労度が全く違います。

腕だけの場合、腕はパンパンになってしまいますよね。

しかし、全身を使えるようになると各筋肉が負担すべきパワーは分散されるため腕の筋肉も微々たる力で大きな力を生み出すことが出来るのです。

こんな状態を手に入れると指には力が入っていない状態でも体幹のパワーを指に込め施術をすることが出来ます。

こうすると圧を加えながら患者さんの体がどうなっているのかを同時に触知することが出来るのです。

この2つの能力を使いこなすことが出来れば、様々な技術も短期間にマスターすることができるようになるはずです。

また、検査能力がずば抜けて精度がアップしますから当然施術の結果の出方も変わります。

はじめは難しいので簡単な方法を紹介しておきましょう。

その簡単な方法とは、

肩甲骨を完全に内方に固定することです。

こうすると菱形筋や僧帽筋、棘上筋など全ての肩甲帯の筋肉が緊張してしまいますが肩の空間は完璧に無くすことが出来ます。

まずは空間を無くすことが大切になりますから、ここから始めてみてください。

そして、慣れてきたら、できるだけ広背筋のみを使って施術できるようにしてみてください。

中々、メルマガだけだとわかりにくいかもしれないので動画でもお伝えできるように調整してみますね(苦笑)

現在、僕の技術は疲労回復協会を中心に展開しています。
「個別のセミナーをやらないんですか?」

という、お問い合わせもいただくのですがもう少し先になりそうです。

協会はパッケージとしてお伝えしているので、パッとすぐに使いえるという“簡単系”のセミナーとはちょっと違った形になるので参加しにくいのかもしれませんね。

しかし、それでしっかり患者さんを治せるのでしょうか?
治療院の現状がそんな状態ではないのはご存知のとおりです。

そうした状況を打破するために疲労回復協会は存在します。

あなたがしっかりとした技術で治療院を運営したいのであればバッチリの方法をお伝えしていますので参加してみてくださいね。

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