出来ないものは出来ないと言う。

熊谷 剛 2015.05.25

from:熊谷剛

一流治療家スキルプログラムvol.19

臨床を行っていると、患者さんに色々なことを聞かれますね。

例えば、

「この施術って癌にも効果があるんですか?」

などだ。

さぁ、あなたはなんて答える?

僕の感覚でしかないけど、治療家は誇大して
これらの答えを話しているのではないかと思う。

ある程度、自信がついてくれば来るほど自分の力を見誤る。

今は情報がとても多く勉強しやすいけど、
その中でもこれは誇大広告だろ。

と思われる内容の物が沢山ある。

あなたもきっと見たことがあるだろう。

確かに気持ちはわかる。

僕達の施術は自然治癒力を発揮する方法だ。

自然治癒力は様々な症状を改善させる。

人間の体はそうなっているからだ。

しかし、ちょっとまってくれ。

あなたの技術=自然治癒力

ではないのだ。

これを勘違いしてしまうと、

「どんな病気でも治せます。治すのは自然治癒力だからです。」

みたいな答えになってしまう。

僕たちはプロとして治療家という職業についている。

患者さんが求めるのは結果だ。

だから、僕たちは確実な結果に対して
責任を持たなければならない。

決して自然治癒力や好転反応などのせいにしてはダメなのだ。

もちろん、全てに対して責任をもつことは
容易ではないし危険を伴う。

上手く調整しつつ提示していかなければならないが、
基本姿勢として話した内容には責任を持たなければならない。

もし、あなたが

「癌も治せますよ。」

と言ったとしよう。

しかし、結果が伴わなかったらどうなるか。

当然、その患者さんからの信頼は失われる。

たとえ、その患者さんが患っていた腰痛が完治していてもだ。

これ分かりますか?

たった一言、誇大化して話した内容で
あなたは一人の患者さんから信頼を失ったわけだ。

さらに、事と次第によっては恨まれる。

こういう事が起こるわけだ。

だから、プロとして

「出来るものは出来る。出来ないものは出来ない。」

こういうキッチリした判断基準を
持っておくことがとても重要なのだ。

確かに、患者さんに向かって

「腰痛以外は診れないんですよ。」

というのは、なんだか勉強不足を
認めているようで言いにくいと思う。

しかし、あなたの患者さんは
あなたを勉強不足だとは認識しない。

というよりも、どうも思っていない。

もし、その患者さんがリピートしているのであれば
当然、あなたの施術に満足している。

患者さんの腰痛が改善しているのであれば、
患者さんはあなたの事を腰痛に関して非常に信頼している。

ただ単に、他の症状にも効果があるのか?

ということを聞いているにすぎないのだ。

「車って水の中も走れますか?」

こんな質問と変わらないのだ。

だから、僕達プロは自分の施術を背伸びせず、

できることと出来ないことをしっかり分け、
患者さんに提供する必要があるのだ。

そのことで、患者さんはあなたを
より信用しファンで居続けるだろう。

そして、あなたが出来るといったことに対して信頼し
さらなる患者さんを連れてきてくれることだろう。

誇大化してしまうと言うことは治療家にとって
なんともしかたのない事のようにも思える。

しかし、ここは一旦プロと化して
事実のみを患者さんに伝えよう。

一度見なおしてみて欲しい。

技術力ではなく、こういったことで顧客を失っているかもしれない。

一流のプロとは自分の守備範囲を間違わないのではないだろうか。

僕も、常々確認しながら患者さんに接しようと思う。

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