身体で一番重要な構造は?

熊谷 剛 2015.02.02

一流治療家スキルプログラムvol.4

from:熊谷剛

前回は反射の全体像というかイメージをお伝えしました。

患者さんの体をどうやって治すかよりも、なぜ悪くなったかを考えると非常に直しやすくなります。

このなぜ?っていうキーワードは様々なところで必要になると僕は思っています。

でも、ほとんどの治療家はどうやって?

というところにしか目がいかない。

この視点を手に入れただけでも普通の治療家から脱却できたと言っても過言ではないと思います。

あとは、しっかりその原因を見つけられて改善させられる技術を手に入れるだけ。

考え方がずれていると一生懸命やればやるほど上手く行かなくなってしまうので、前回の記事をしっかり読んでおいてくださいね。

今日は前回の続きです。

僕達の治療法は反射を利用しているということを言いましたが、今回は注目したい反射について話していきたいと思います。

と、その前に、人はどのようになると調子が悪くなるのでしょうか?

・・・

・・・

・・・

単純だけど難しいですよね。

おそらく、お医者さんも答えられないでしょう。

僕たちの業界には様々な理論が確立していますよね。

だから、答えは様々でいいと思います。

おそらく、メカニズムが解明されても単純ではなく色々なケースが有るはずなので。

僕はどこから身体がおかしくなるのか?と聞かれると必ずスタートは”疲労”から。

と答えます。

人間は生きている限り負荷を受け続けます。

たとえ寝ていても。

重力だったり空気だったり。

人間の体って本当に微妙なバランスを保っています。

空気ですらホンの数%、酸素量が増えただけで死んでしまう。

必要なものでも多すぎてもダメなわけです。

当然、少なすぎてもダメ。

このバランスをどう整えるのか。

ここがポイント。

身体はこれを反射を使ってコントロールしています。

身体に負荷が加わるとその負荷を最小限にするために反射が引き起こるわけです。

そして、この反射が次から次へと重なりあうことで身体はどんどん傾き硬くなってきます。

疲労 → 反射で防御 → 疲労 → 反射で防御

こんな感じです。

ある程度の遊びを持っているので、その遊びの範囲内でこのサイクルが回っている程度であればすぐ回復しますので寝れば治るという事になります。

しかし、この遊びを一旦超えてしまうと、、、

寝ても治らず復活するまでに数日かかったり、ひどい場合は治療をしなければ回復させることができなくなるというわけです。

だから、僕は如何にこの反射を消してあげるかを考えているんです。

そして、その反射の中で一番重要になっているのが内蔵と体壁の反射。

内蔵ー体性反射と言ったりもします。

この反射、とても強力。

というか、強力じゃなければすぐに死んでしまうと思うんです。

どういう反射かというと、内臓への刺激で体壁である筋膜、筋肉、腱などが反射を起こし痙攣したり緊張したりという反応を起こす反射です。

例えば、膵炎などだと背中が痛くなるなんて言われますが、まさにこれがそうです。

内臓の負担を少なくするために他の筋骨格系が緊張しその環境を作り出そうとしているわけですね。
※という感じに解釈しています(苦笑)

これは、患者さんにも言っていることなのですが、

人間の身体には優位性があります。

筋骨格系 VS 内蔵系

さぁ、どちらが重要?

・・・

・・・

・・・

答えは当然、内蔵系です。

ちょっと良い方は悪いですが、手足が無くても人間は生きることが出来ます。

しかし、内臓がなく生きていける人はいません。

内蔵は生命活動にとって100%必要になる要素なわけです。

ですから、内臓からくる反射は強烈なわけですね。

そして、内臓には感覚神経がありませんよね。

おそらく感覚神経があったら痛みで生活が出来ないと思うんです。

それくらい負担が多い場所。

その負担を出来るだけ軽くするために筋骨格系が反射によって緊張する。

この結果、内蔵は負荷が減り筋骨格系は負荷が増える。

この反射により筋骨格系はどんどん傷つきやすくなり最後には症状が発症します。

だから、食事などを気をつけていると肩こりが良くなっただとか腰痛が治ったといった事が聞こえてくるわけです。

内蔵に負担がかからない様な食事を摂ることで内蔵が回復し反射を起こさなくても大丈夫な状態になれば、当然、腰や肩の緊張も改善するわけですから、症状も収まるわけです。

だから、僕は食事なども患者さんに指導するんですよね。

さて、この反射どのように臨床に役立てていきましょうか?

まず、僕がおすすめする方法としてはお腹へのアプローチです。

肋骨から下の横隔膜下部には消化器系が収まっています。

現代社会で最も大きな身体への負担は食事ですよね。

だから、消火器にかかる負荷って循環器系や生殖器系など他の臓器と比べ物にならないほど大きいわけです。

この消火器系の問題が起こると胃や膵臓では中部胸椎付近、腎臓などは腰椎などその部分の裏側に反射が起こりやすいのです。

でも、原因が内蔵の疲労なので頑張って背中を緩めようと思っても中々ゆるみません。

しかし、この反射の原因である消化器系や泌尿器系を優しくアプローチすることで簡単に緩むケースも多々あるのです。

筋骨格系へのアプローチがこの業界では多いと思いますが、現在の生活環境においては背部よりも腹部へのアプローチの方が適応範囲としては多いと思いますので一度試してみてください。

注意点としては、ゆっくり、軽く行うことです。

意外とお腹って痛いんですよね。

特に便秘などをしていると苦痛でしかないので。。。

硬いと思ったところは本当に軽く擦る程度でアプローチしてください。

それだけでも数分で緩んできます。

その腹部の緩みが感じたら背中の緊張をチェックしてみてください。

和らいでいたら原因は内臓の疲労が起こしているということ。

これ、ほんとうに多いので是非やってあげてくださいね。

ちなみに、内臓なども疲労回復整体はフォローしています。

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