なぜ、同じ手技を使っているのに結果が出ないのか?

from:熊谷剛
一流治療家スキルプログラムvol.8
あのテクニックは効果がある、あのテクニックは効果が無い。。。
治療家が集まると必ずこういった話になりますよね。
しかし、僕はこの意見に真っ向反対の姿勢を示してきました。
そして、それは今後も変わらないと思います。
なぜなら効果が出なければこの世に出てこないから。
出てきてもすぐに消えていきます。
特に何十年前、何百年前から存在するテクニックは必ず効果が出ます。
しかし、出来ない人と出来る人がいるのは事実。
先日、僕が主催している疲労回復協会でも同じようなシチュエーションに出くわしました。
疲労回復整体には筋膜への刺激により体液を循環させる技術があります。
これをすると、マッサージや指圧をしている先生が絶句するほど筋肉がゆるみます。
しかも、その施術時間は全身を行っても2分もかかりません。
僕がやると数十秒で終わります。
疲労回復協会ではひと通り学んだ先生を対象に僕が直接技術を教える研究会というセミナーを開催しています。
毎回、お題は違うのですが、先日はひと通りできているかどうかチェックするという内容を行いました。
参加者の先生はひと通り技術を勉強し臨床でもしっかりと使っている先生ばかり。
しかし、、、
残念なことに完璧にできている先生はいませんでした。
インストラクターはさすがにほぼできていましたが、それでも若干の取り残しがあったりします。
そして、その取り残しを指摘し修正できない場合は僕が手本を見せて完全体をインプットしてもらいました。
すると次回からできるようになるんですね。
●技術をマスターできない理由
ここで重要な点があります。
それは正解を知らないと正解を会得できない。
ということ。
算数も答え合わせをするから初めて成果しているのか間違っているのかがわかりますよね。
そして、その積み重ねで成績がどんどん伸びていくわけです。
しかし、治療家は???
正解を知らずに行っているケースがほとんどですよね。
だから、いつまでたっても結果が出せないわけです。
そして学ぶときにインストラクターからしっかりこの正解を知ろうとする事が技術を身に付ける際のコツでもあります。
さらに、この時に重要な点として自分の感覚を捨てる。
ということが大切です。
技術を練習する際に邪魔になる要素の大部分は自分の感覚です。
固く感じる。動かないような気がする。冷たく感じる、、、、
いろいろな感覚があると思います。
しかし、この場で行わなければならないのは正解を知ること。
1+1=2
これは当然だれでも知っていますよね。
しかし、施術の勉強をしている際は
1+1=5
だと僕は思います。みたいな感じで自分の感覚を見ようとしてしまっているのです。
当然、結果は出ませんよね。
この様に正解を知ることがとても重要なのです。
そしてその正解をなぞり同じ結果になるように自分の感覚を磨くのです。
これを行うことで創始者の先生と同じような結果が出せるようになります。
当たり前のようなことだけど、ほとんどの治療家が出来ていないことです。
もちろん、僕も新しい事を習う際はどうしても自分の感覚で見がち。
今回、メルマガを書きながら僕自身も気をつけなければと思いました。
ちょっとした工夫でセミナー中に大幅レベルアップも出来きますので参考にしてみてくださいね。